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ここでは、無痛分娩に対応している横浜の分娩施設の中から、産院選びの基本である以下の条件をより多く満たす上位5院を紹介します。※2021年4月時点での調査内容です。
各産院の特徴や基本情報だけでなく、無痛分娩の基礎知識なども詳しく解説していきます。ぜひチェックしてみてくださいね。
麻酔科医が常駐し無痛分娩に対応
無痛分娩は陣痛の痛みを大幅に軽減でき、自然分娩に比べ体力の消耗を防ぐことから産後の回復も早いと言われています。しかし、高度な医療技術や経験が求められます。同院では硬膜外麻酔を使用し、常勤の麻酔担当の医師が対応します。患者さんのほとんどが無痛分娩を選択されるようですが、他の分娩スタイルを選ぶこともできます。緊急時帝王切開にも対応できる医療技術と体制が整っています。
無料送迎の有無 | 〇 |
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院内見学 | 〇 |
対応している分娩の種類 | 5種類 |
保育施設の有無 | 〇(保育士資格を持つスタッフが常駐する「院内保育室」) |
所在地 | 横浜市戸塚区品濃町 509-3 |
アクセス | JR横須賀線、東戸塚駅より平坦な道なりで徒歩7分 |
診療時間 | 月曜日~土曜日 10:00~13;30、15:30~19:00 |
休診日 | 日曜・祝日 |
電話番号 | 045-820-6303 |
院内で取り入れているインテリアは、イギリスのマナーハウス(貴族の館)をイメージしたものです。部屋ごとに異なる内装を採用し、温かみのある壁紙やシャンデリアにより、ホテルのような上質な空間が提供されています。
複数の産婦人科医が対応するのはもちろん、小児科医・麻酔科医・助産師・看護師などのスタッフが揃い、万が一の際に素早く対応できます。
提供されている料理は、一流ホテル出身のシェフによるものです。栄養バランスが整えられ、見た目や味にも拘った料理が味わえます。
母体と赤ちゃんの状態を見ながら分娩
普通分娩、無痛分娩以外にもさまざまな分娩方法が選択できます。計画無痛分娩では、病院側の都合で麻酔をかけたりせず、母体と赤ちゃんの状態を見ながら入院予定日を決めて、無痛分娩を行っていきます。また1人目が帝王切開の場合は、子宮破裂リスクを考慮し2人目も帝王切開になる場合がほとんどですが、経腟分娩を希望者は相談も可能です。
無料送迎の有無 | 〇 |
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院内見学 | 〇 |
対応している分娩の種類 | 4種類 |
保育施設の有無 | 〇(キッズスペース) |
所在地 | 横浜市戸塚区舞岡町29番地 |
アクセス | JR戸塚駅 東口3番バス停より33系統戸塚駅東口行きバス「ブリジストン前」又は「不動坂」 下車徒歩5分 |
診療時間 | 月曜~金曜9:00~12:00、15:00~18:00、土曜9:00~12:00 |
休診日 | 日曜・祝日 |
電話番号 | 045-822-6650 |
病院には24時間体制で医師が在中しています。もちろん全員、日本産科婦人科学会認定専門医です。24時間体制での診療を可能とすることで、急に具合が悪くなったときや、緊急帝王切開が必要な場合も対応できます。
ハイリスクの方も診療が可能で、緊急時も同じ病院で対応ができるのがメリットです。
16人の助産師・看護師が在中(2023年9月調査時点)し、妊娠中から産後まで疑問や不安に答えてくれます。助産師の相談も無料で対応が可能です。
院内に小児科医がいるため、赤ちゃんは専門の医師の診療が受けられます。産後の定期検診や予防接種も可能です。
事前のイメトレを重視
無痛分娩も取り行っていて計画分娩での実施になります。妊娠36~37週に産科担当医と入院日を決めます。その他、夫婦で出産を迎えられる夫立ち合い分娩、ソフフロジー分娩もあります。
ソフフロジーとは、痛みを前向きにとらえ、イメージトレーニングやリラクゼーションを行うことでお産への恐怖や不安を取り除いていく方法。夫立ち会い分娩もソフフロジークラスを事前に受講します。
無料送迎の有無 | 〇 |
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院内見学 | 記載なし |
対応している分娩の種類 | 4種類 |
保育施設の有無 | 記載なし |
所在地 | 横浜市港南区丸山台2-34-7 |
アクセス | 横浜市営地下鉄 「上永谷駅」 より徒歩10分 |
診療時間 | 平日9:00~12:00、15:00~18:00、土曜9:00~12:00日曜10:00~12:00 |
休診日 | 土曜午後・日曜午後・祝日 |
電話番号 | 045-843-1121 |
産後の体をゆっくりと休められるよう、母子別室体制をとっています。授乳はベビー室で行うため、赤ちゃんに気を取られず、休息を大切にできるクリニックです。
希望者にはトライアルでの母子同室が可能で、赤ちゃんと一緒に過ごしたい方や、少しずつ慣らしたい方に対応できます。
夫立ち合い出産を希望する方向けに、ソフロロジークラスを開いています。テキストの購入が可能で、文章でも深く理解できる内容です。ソフロロジーとはリラックス法を取り入れた出産で、お産に対する不安解消に役立ちます。
産後の体力回復のため、1泊2日の入院が別途可能です。生後3ヶ月までの赤ちゃんを受け付けており、体力回復から育児指導まで受けられます。
"自分の力でいきんで産む"が合言葉
自然分娩、計画分娩、無痛分娩の中から希望の分娩スタイルで出産ができます。それぞれの分娩方法の特徴を知りながら、どのお産がいいか迷う場合は、産科医と相談しながら決めることもできます。
同院で多くの方が選択する無痛分娩は「ニコニコしながら自分の力でいきんで産む」を合言葉に、麻酔の力を借りながらも意識ははっきりし、いきんで産むことが可能です。
無料送迎の有無 | - |
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院内見学 | 〇 |
対応している分娩の種類 | 3種類 |
保育施設の有無 | 〇(遊具や幼児用机、寝具が揃う「託児施設」) |
所在地 | 横浜市都筑区茅ヶ崎中央6-19 |
アクセス | 横浜市営地下鉄 センター南駅 徒歩2分 |
診療時間 | 平日9:30~12:30、14:00~16:00 |
休診日 | 火・木・土曜午後・日曜・祝日 |
電話番号 | 045-943-1103 |
院内にはエステルームやビューティールームが完備されています。エステの施術は、フェイシャル・メイク・ネイル・フットバスなどのサービスです。またビューティールームでは、医療用レーザーによる美容脱毛が受けられます。
利用できる部屋は、間接照明を活用した落ち着いた雰囲気の空間です。和室と洋室から選べて、ベッド派の方も布団派の方も対応できます。またテレビや冷蔵庫など充実した設備も特徴です。
提供されている食事は、和洋中メニューが日替わりで提供されます。料理は彩が良く品数が多いのが特徴です。おやつの提供もあり、入院中の食事が楽しめます。
さまざまな分娩方法に対応
自然分娩の他にも麻酔によって陣痛の痛みを緩和させる和痛分娩と無痛分娩があります。痛みを伴う自然分娩と麻酔分娩はいつでも切り替えることが可能で、想像以上の痛みに耐えられない場合は、麻酔分娩へ移行できます。他にも計画分娩にも応じてくれます。母子ともに危険と判断した場合は、24時間365日緊急帝王切開も対応しているなど、分娩方法の選択肢が幅広いです。
無料送迎の有無 | 記載なし |
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院内見学 | 記載なし |
対応している分娩の種類 | 5種類 |
保育施設の有無 | 記載なし |
所在地 | 横浜市港北区 綱島西3-2-23 |
アクセス | 東急東横線「綱島駅」より徒歩5分 |
診療時間 | 9:00~12:30、14:30~17:00 ※15:00~18:30の日もあり |
休診日 | なし |
電話番号 | 050-1807-0053 |
夫婦2人での入院や、子どもと一緒の入院が可能なクリニックです。出産も家族や子どもの立ち合いが可能で、経産婦に優しいサービスがあります。
完全個室制を採用しており、家族の入院時でも別料金はかかりません。産後の経過に問題なければ、上の子のお世話のため早めの退院もできます。
用意されている駐車場は、提携タワー380台分です。たっぷり用意された駐車場で、車での来院時に待たずに済みます。
院長は男性ですが、女性医師も8名在籍(2023年9月調査時点)しています。女性にしか話せない悩みにも対応しやすいのが特徴です。
無痛分娩とは、麻酔を使用して、痛みを和らげて分娩をするという方法です。しかし、まったく痛みがなくなるというわけではありません。また、全身麻酔というわけでもないので、眠ってしまうわけでもありませんから、出産した瞬間はしっかりと把握することができます。痛みが伴うことに恐怖を覚えるという方や、緊張してしまうという方にはお勧めの分娩方法。
無痛分娩の対象者は、主に以下のような方です。
背中から脊髄の外側にある「硬膜外腔」に細いチューブを挿入し、そこから必要なときor持続的に麻酔薬を入れていく方法です。陣痛が増強した際に麻酔を開始し、分娩が終わった後にチューブを取ります。この麻酔による無痛分娩は、効果が高く、お母さんと赤ちゃんへの副作用が少ないため、世界でも標準的な方法として知られています。
麻酔は医療行為。やむを得ずよく起こる症状があります。
無痛分娩の麻酔は、完全に痛みを取り除くのではなく、「緩和」させるのが目的。そのため厳密には「和痛分娩」と呼ぶ方が適切です。分娩の痛みが和らぐことにより、母体の体力消耗を軽減します。産道の緊張も解けるため、分娩がスムーズに進行することも。
無痛分娩(硬膜外麻酔)の開始時期は、施設によって多少変わってきます。24時間体制で対応できるような分娩施設では、自然陣痛を待ち、陣痛開始後子宮口が少し開いてから麻酔を開始するところも。ですが、夜間の人手が少ないような分娩施設では、自然陣痛を待たず、できるだけ日中に分娩が進行するよう、計画的に麻酔と分娩誘導(陣痛誘発)を行います。