公開日: |更新日:
妊娠中の着物着用は基本的に可能です。洋服が普及する以前は、妊婦さんも日常的に着物を着て過ごしていました。体型の変化にも柔軟に対応できるのが着物の特徴といえます。ただし、マタニティ期に着物を着る際はご自身の体と相談し、体調を第一に考えることが大切です。負担の少ない範囲で楽しむことを心がけましょう。
お腹がまだ目立たない妊娠初期から中期にかけて、通常に近い着付けが可能です。ただし、つわりなどで体調が変化しやすい時期でもあるため、紐類の締め付けは控えめにし、お腹を包み込むようにやさしく巻くのがポイント。必要に応じて、お腹をやさしくサポートするマタニティ用の補正下着などを活用するのも一つの方法です。
お腹がふくらむ妊娠後期でも着付けはできます。帯の位置を胸のすぐ下まで上げ、お腹のラインに沿わせるように巻き、紐は背中からお腹の下方向へ斜めに沿わせるように結びましょう。帯や紐は柔らかい素材を選び、足元の負担を減らすためにストレッチ素材の足袋や、歩きやすい低めのかかとの履物を選ぶなど、具体的な工夫を取り入れてみてください。
妊娠中に着物を着ることには、以下のようなメリットがあります。
このように、着物ならではの構造がマタニティ期の体に寄り添ってくれます。
着物を着る際は、体調を優先し、無理を控えることが基本です。特に結婚式などのフォーマルシーンでは、きっちりとした着付けが求められるため、体調によっては洋服のほうが負担が少ない場合もあります。また、トイレが近くなり着崩れしやすくなるため、長時間の着用は避け、事前にかかりつけの医師に相談しておきましょう。
妊娠中でも、着付けの工夫やアイテム選び次第で着物を楽しむことは可能です。着物にはお腹を冷やしにくいなどの利点もあります。ご自身の体調を尊重し、負担のないペースで着物ライフを楽しみましょう。