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マタニティブルー(正式名称:マタニティブルーズ)とは、妊娠中から産後にかけて心身が不安定になる状態のことです。 原因としては、妊娠や出産に伴う女性ホルモンの変動が関係していると考えられています。また、赤ちゃんのお世話による体力低下や睡眠不足、新しい環境への移行によるプレッシャーなども要因と言われています。
症状は、メンタル面と身体面に分かれます。メンタル面では「理由もなく涙もろくなる」「イライラする」「不安感や気分の落ち込み」などがみられ、身体面では「不眠」「頭痛」「倦怠感」といった不調が現れることがあります。
マタニティブルーはいつから始まるのでしょうか。産前の場合、妊娠初期から中期にかけて症状が現れやすく、ホルモンの変動やつわりによる身体的負担、出産や将来への見通しに対する不安などが要因と考えられています。産後の場合は、出産直後の気持ちの高ぶりが落ち着いた産後数日から2週間頃に症状が出始めます。特に産後1ヶ月間は起こりやすい時期とされています。(※1)
症状が続く期間には個人差がありますが、多くの場合3〜4日から10日程度で改善に向かい、長くても2〜3週間で落ち着く一過性のものと考えられています(※1)。産後の女性の30〜50%以上が経験するとされており、特別なことではありません。(※2)
マタニティブルーを乗り越えるためには、まず休息と睡眠をとることが推奨されています(※)。パートナーやご家族などのサポートを活用し、自分の体を休める時間を確保しましょう。
辛い気持ちや感情を我慢せず、素直に出したり周囲に相談したりすることも大切です。体調に問題がなければ、ウォーキングやヨガなどの軽い運動を取り入れるのも、気分転換に役立ちます。不調の多くはホルモン変動によるものだと理解し、「うまくできない」と自分を責めないように過ごすことを心がけてみてください。
マタニティブルーはホルモンバランスの変化などによる生理現象と考えられていますが、一方で産後うつは、適切な治療を要する精神疾患にあたります。
気分の落ち込みや攻撃的になるなど不安定な状態が1ヶ月以上長引く場合や、日常生活に支障をきたすほど症状が重い場合は、産後うつの可能性も否定できません。そのようなときは一人で我慢せず、早めに医療機関への相談をご検討ください。
マタニティブルーは、妊娠中や産後のホルモン変動や環境の変化によって引き起こされる、誰にでも起こりうる状態と考えられています。決して自分を責める必要はありません。
辛いときには一人で抱え込まず、パートナーやご家族など周囲のサポートを受けることが大切です。もし、気持ちの落ち込みが長く続く場合や症状が辛いと感じる場合は、一人で悩まずに早めにかかりつけの産婦人科などの医療機関へ相談するようにしてください。