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妊娠初期に知っておきたい注意すべきこと

妊娠初期は、赤ちゃんの臓器が形成されるデリケートで大切な時期です。同時に、つわりや体調不良で戸惑いやすい時期でもあります。この時期を安心して安全に過ごすために、妊娠初期に特に注意したいことと生活習慣を解説します。

赤ちゃんのために避ける・配慮すること

禁煙・禁酒の徹底

タバコとアルコールは、赤ちゃんの発育に深刻な影響を与えます。妊娠が判明した時点、あるいは妊活中から完全にやめることが必須です。周りの人の受動喫煙もリスクとなるため、パートナーも含め、ご夫婦で協力して禁煙しましょう。

薬の服用は必ず医師に相談

妊娠4週〜12週ごろは、赤ちゃんの主要な臓器が形成されるため、特に薬の影響を受けやすい時期です。風邪薬、頭痛薬、便秘薬など、市販薬はすべて服用前にかかりつけの産婦人科医に相談してください。湿布やサプリメントも同様です。

レントゲン検査

歯科治療などで受ける通常のレントゲン検査は基本的に心配ありませんが、必ず検査前に妊娠していることを伝えましょう。

食事と栄養の安全対策

この時期の食事は、特定の栄養素の摂取と感染リスクの回避が重要です。つわりで食事が難しい場合は、栄養バランスを気にせず水分補給と「食べられるものを食べる」ことを最優先にしましょう。

積極的に摂りたい栄養素

葉酸

神経管閉鎖障害のリスクを減らすために、胎児の成長に不可欠な栄養素です。妊娠前から初期にかけてサプリメントも活用し、積極的に摂取することが推奨されています。

鉄分

妊娠中の貧血予防に鉄分が欠かせません。鉄分とタンパク質、ビタミンCを一緒にとると吸収が良くなります。ひじき、切り干し大根、赤身の肉などを意識して摂りましょう。

ビタミンD

カルシウムの吸収を助け、流産リスクなどを予防します。日光浴も有効ですが、食品では魚類やキノコ類などに含まれます。摂りすぎは体内に蓄積されるため、適量を守りましょう。

食物繊維

妊娠中に起こりやすい便秘を予防し、腸の働きを助けます。根菜類、きのこ、海藻類、発酵食品を積極的に摂り、水分もこまめに補給しましょう。

感染・中毒リスクのある食品を避ける

妊娠中は免疫力が低下するため、リステリア菌やトキソプラズマなどの感染リスクがある食品は避けるか、十分に加熱しましょう。

リステリア菌

ナチュラルチーズ(カマンベール、ブルーチーズなど)、生ハム、スモークサーモン、肉や魚のパテ。これらは必ず避けるか、十分に加熱して摂取してください。

トキソプラズマ

加熱が不十分な肉(レアステーキ、ローストビーフ、鶏肉の生焼けなど)。肉は中心部まで色が変わるようしっかり加熱してください。

ガーデニングなどで土に触れた後は、必ず手を洗いましょう。

カフェイン

飲みすぎると血管収縮作用により胎盤への血流が悪くなる可能性があります。コーヒーなら1日マグカップ2杯程度までを目安とし、カフェインレス飲料に切り替えるのがおすすめです。

動物性のビタミンA

レバーやうなぎなどに多く含まれる動物性のビタミンAを妊娠初期に過剰摂取すると、リスクが高まると推定されるため、大量摂取は控えましょう。

水銀

マグロやメカジキ、金目鯛など大型の魚や深海魚には、水銀が比較的多く含まれるため、摂りすぎると赤ちゃんの中枢神経に影響を与える可能性があります。摂取量に注意が必要です。

※参照元:厚生労働省「パンフレット」【PDF】(https://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/dl/ninpu.pdf)
※参照元:厚生労働省「これからママになるあなたへ」【PDF】(https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/100601-1.pdf)

日常生活と体への負担軽減

安静と休養を優先する

妊娠初期は流産しやすい時期であり、体調が急に変化しやすいです。重いものの持ち運び、激しい運動、腹圧のかかる動作は避け、疲れたらすぐに横になって休みましょう。体を冷やさないようにすることも大切です。

感染症の予防

妊娠中は免疫力が低下しやすいため、風疹、インフルエンザ、新型コロナウイルスなどの感染症に注意が必要です。手洗い・うがい、人混みを避けるなど、基本的な感染対策を徹底してください。

仕事や移動

体調を第一に、無理なく働きましょう。つわりがひどいなど、医師が必要と判断した場合は、「母性健康管理指導連絡カード」を利用して、職場に配慮を求めることができます。

転倒や振動のリスクがあるため、自転車は控えましょう。旅行や長時間の移動は、体調が安定しやすい妊娠中期以降に、必ず主治医に相談してから計画してください。

体の変化と緊急時のサイン

つわりとの付き合い方

つわりは多くの妊婦さんが経験しますが、個人差があります。無理に食べず、食べられるものを少量ずつ、こまめに摂るようにし、特に脱水には十分注意してください。水分も摂れないほどの重い嘔吐が続く場合は、入院や点滴が必要となるため、すぐに産婦人科を受診しましょう。

出血と腹痛の目安

妊娠初期に少量の出血や軽い腹痛があることは珍しくありませんが、以下の症状がある場合は注意が必要です。

  • 生理2日目以上の多量出血
  • 持続する激しい腹痛

これらの緊急サインがある場合は、夜間・休日を問わず、かかりつけの産婦人科へ連絡し、指示を仰いでください。心身ともに無理をせず、心配なことは一人で抱え込まずに、パートナーや医師に相談しながら、穏やかな妊娠生活を送りましょう。

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